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第44回全国城下町シンポジウム沖縄那覇大会!

2025年7月4日・5日・6日の3日間に渡って第44回全国城下町シンポジウム沖縄那覇大会が開催されました。
本大会では、ウェルカムレセプションに始まり、各種フォーラムや分科会、合同LOMナイトなど、様々なファンクションを準備致しましたが、どれも大盛り上がりで、那覇JC会員にとっては忘れられない3日間となりました。
ご協賛、ご協力、そしてご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

大会1日目

・成功祈願祭(護国神社)
・那覇市長表敬訪問
・全城連役員会、結団式
・ウェルカムレセプション

大会初日は、全国各地からお集まり頂いた皆様を歓待すべく、ウェルカムレセプションをご準備致しました。
「かぎやで風」のオープニングと共に始まった会は、沖縄のおもてなしの心をふんだんに詰め込み、最初から最後まで大盛り上がりでした。
沖縄の伝統芸能の持つポテンシャルの高さに改めて驚かされた瞬間でした。また、サプライズで外口会頭からのビデオメッセージもあり、会場に集まった同志達の心がより一層まとまり、翌日から始まる大会の成功に向けて大きな弾みとなりました。

大会2日目

・開会式典
・オープニングフォーラム
・分科会
・メインフォーラム
・合同LOMナイト

大会のメインとなるこの日は、開会式展にて幕を開けました。
全城連原会長や古謝玄太那覇市副市長(那覇JCOB)からもご挨拶を頂きました。そして我らが玉城理事長より、開催地理事長としての熱い想いをスピーチで届けて頂きました。

最初のファンクションであるオープニングフォーラムでは、琉球歴史家である賀数仁然(かかず ひとさ)氏をお招きし、琉球の貿易(経済)の歴史や、それに伴ったおもてなしや歓待、芸能の歴史について、ユーモアを交えながら語って頂きました。
会場からは時折笑い声も聞こえ、終始目が離せない貴重な講演会となりました。

そして次は沖縄の歴史や民俗文化を体験して頂く為、分科会では4つのツアーをご準備いたしました。

【冊封使ツアー】

オープニングフォーラム直後の賀数仁然氏と共に、識名園、瑞泉酒造を巡るバスツアーを行いました。
琉球王国時代、明(中国)からの使者である冊封使をおもてなしする為に様々な催しがあったと言う歴史を現代風にアレンジして追体験して頂くべく考えたこのツアーでは、車内でのMCはさることながら、現地での解説など、賀数氏持ち前の知識とユーモアで参加された皆様も終始とても楽しそうな表情をされていた事がとても印象的でした。

【シーミーの宴】

沖縄県民にとって欠かせない行事であるシーミーを体験してもらう為のこのコースでは、「大兼のぞみ」の名でユタに扮する芸人、知念だしんいちろう氏を案内人としてお呼びし、実際のお墓(嘉手納専務のお墓)をお借りしてシーミーを体験して頂きました。
実際に重箱や小料理、キンキンに冷えたお酒もご用意し、本物のシーミーと遜色ないほどの盛り上がりを見せたそうです。
シーミーコースから帰って来た人達は皆さん声を揃えて「絶対このコースが1番盛り上がった」とほろ酔い気味で楽しそうにしていた事がとても印象的でした。
嘉手納家の皆様、そしてご先祖の皆様、場所を提供して頂き、ありがとうございました。

【路上舞台 奇跡の1マイル】

このコースでは、奇跡の1マイルと呼ばれた国際通りを中心とした街歩きのコースでした。
FECオフィスの芸人の皆さまに協力して頂き、キジムナーなどのマジムンが出て来たり、お墓の前でウチカビを焼く体験をして頂いたり、最後は皆でビールで乾杯したりと、笑いの絶えない楽しいコースとなりました。
実際に参加したお子様はキジムナーと手を繋がないと歩かないと言う謎のワガママが発動したとの事で、、、それ程芸人さん達と参加者の距離が近い素敵なツアーになりました。

【首里城コース】

興南アクト部の全面協力のもと、まだ再建途中の首里城を散策しました。
興南中学、高校の生徒たちで構成される興南アクト部は、日頃は全国各地より修学旅行で来た生徒を対象に首里城のツアーガイドとして活動しているとの事で、各地のJCメンバーを相手にも堂々とした立ち振る舞いに、次世代への頼もしい安心感を感じる事が出来ました。
そして参加者の皆様も、建設途中の首里城の姿をしっかりと目に焼き付けたことかと思います。

そして分科会の後はメインフォーラム「現代版組踊絵巻〜キング尚巴志 万国津梁の夢永遠に〜」が”那覇文化芸術劇場なはーと”にて上演されました。平田大一氏率いる劇団鬼鷲のメンバー、関係者の皆さんの協力のもと、何と今回はオリジナルストーリーを書き下ろして頂きました。

三山を統一し琉球王国建国の立役者となった尚巴志王、そして万国津梁の鐘など数々の寺院や梵鐘を創った尚泰久王のストーリーを軸に、当時の中継貿易にかける琉球の人々の想いを劇中に盛り込み、笑いあり、涙ありの舞台となりました。

800名を超える参加者とともに、創り上げたメインフォーラムは、歴史を学ぶ以上の実りある時間を過ごす事が出来ました。

そして夜は2日目を締めくくる「大懇親会〜合同LOMナイト〜」を波の上うみそら公園内にあるコージービーチリゾートにて企画し、想定を大きく上回る180名が参加しました。
会場には仮設舞台を設け、三線奏者による演奏はとても大盛り上がりで、その日の疲れが吹き飛ぶほどの楽しい時間となりました。

美味しいお肉、冷えたビール、楽しい仲間達、賑やかな音楽が揃った会場はまさに大懇親会の名に相応しい盛り上がりとなり、参加した全員にとって忘れられない初夏の思い出となったことかと思います。

大会3日目

・閉会式典
・解団式

大会の最終日となるこの日は、閉会式が執り行われました。

玉城理事長の挨拶や大会盾の伝達式、城下町宣言など、大会の締めくくりと共に、次年度開催地である唐津青年会議所へのバトンタッチを行いました。
閉会式展では皆様の顔色からも前日夜の盛り上がり、那覇の街での充実ぶりを伺う事が出来ました。。。(笑)

最後に、述べ1000名を超える多くの参加者の皆様、そして那覇JCOBの先輩方の全面的なバックアップがあってこそ本大会を成功裡に収めることが出来ました。ご協力頂き誠にありがとうございました。
那覇青年会議所会員一同、この大会を通じて多くの学びと経験、そして大きな自信を得ることが出来ました。新しく見えた課題もまた1つの財産として、これからも那覇の街の発展に繋げて参ります。